Story 02

4年の歳月を費やして開発された
7層構造のウォーターパックの実力

従来の横置きだったウォーターパックを縦置きにし、18cmという最薄化を実現したキララのスマートデザイン。“スマート”なのは、形状だけではありません。使い切りタイプでボトル回収をなくし、飲みきった後は、コンパクトにたたんで家庭ゴミとして捨てられる手軽さなど、使い心地まで“スマート”にする数々の工夫が凝らされています。

驚くほどの強度と性能を誇る極薄フィルム。

4年間にわたる開発実験と検証の賜物である、極薄フィルムのウォーターパック。一見、もろくて破れやすい1枚のフィルムのように思えますが、実は優れた強度と鮮度保持力を併せ持つ、驚きの技術が隠されています。

わずか140μ(※)の極薄フィルムですが、実は7層構造になっています。まず、直接水に触れるシール層はビニールの匂いを水に移さない機能を担っています。また、最高レベルの気体遮断性を持つフィルムを使用することで、外部からの匂い移りを極限まで遮断。従来のウォーターパックはこの匂い移りが課題だったので、フィルムの選定は特に重要でした。そして中間層は、高い止水効果を発揮するフィルムを4層に重ね、破れにくさを強化。さらに表面層は、周囲の匂い移りをシャットアウトするバリア層と、人が乗ってもやぶれない保護層を重ねた特殊構造としました。

7層構造の「鮮度キープ・フィルム」

あらゆる使用状況を想定した耐久性と、天然水本来のおいしさを守る性能。双方を両立させる技術は非常に難易度が高く、当初はフィルムメーカーも難色を示していました。それでも決して妥協をせず技術革新に挑むことで、この画期的なフィルムは誕生したのです。結果として、業界の技術向上にも貢献した開発となりました。

1μ=0.001mm。140μ=0.14mm

機能面や衛生面に加え、“変化する美しさ”を追求。

キララのウォーターパックが横置きではなく、2カ所のフックにパックを取り付ける“吊り下げ式”なのには理由があります。

ウォーターパックをウォーターケースのフックにかけ、ウォーターケースをサーバーにセットすると、ニードルが露出してパックに穴を開ける仕組みになっています。万が一、水が減った時にニードルがパック上面を突き破ってしまうと、ニードルが空気に触れて衛生的ではありません。よって、ニードルがパックの上面に届かないこと。パック内の水を無駄なく使いきれること。そして、水が減ってパックがつぶれていく過程も美しくあること。これらの条件を満たすためには吊り下げ式が適しており、フックの位置を微調整するのに多大な労力と時間を費やしました。またフック自体も、刺さりやすく、抜けにくい形状にするために、サンプルの樹脂パーツを手作業で削ったり接着したりして、数え切れないほど試作を繰り返しています。

こだわりのフックで実現した吊り下げ式

安全面・衛生面を考慮したニードル

高温・低温など、さまざまな環境下で行った突き刺し試験は2万回を超えました。それは、使い勝手のよさや安全性のみならず、「美しさ」へのこだわりを貫き通した証。手にしてこそわかる“スマートな使い心地”に、技術者たちの不屈の精神が込められています。

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