普段の掃除にも、大掃除にも水は欠かせません。水拭きだけでなく、重曹やクエン酸を組み合わせるとしつこい油汚れもすっきり落とすことができます。ここでは、水を使用したお掃除のコツや役立つグッズを紹介します。お水をかしこく使って、お家をピカピカに磨き上げましょう。
目次
4.まとめ
1.普段の掃除は水拭きで
軽い汚れや普段のちょっとした掃除では、必ずしも洗剤を使う必要はありません。手軽にできる水拭きを、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。
すぐに準備できる
水拭きの最大のメリットは、その手軽さにあります。タオルや雑巾を濡らすだけで掃除できるので、面倒な準備も不要です。市販されている洗剤は、体質に合っていないと肌荒れを起こしてしまうこともありますが、水拭き掃除であればそのリスクも軽減できます。汚れがひどくなるのを防ぐ
棚の上や冷蔵庫の上、窓際など、見えにくいところに知らず知らずのうちにホコリが積もっています。ホコリは食べ物のクズや洋服の繊維、髪の毛やフケ、ペットの毛などさまざまなものから出てしまいます。ホコリが少ないうちはハタキで払うだけでも掃除できますが、放置すると水分や油分が付着し、しつこくこびりついた汚れとなり、壁や床に残ってしまいます。 水拭きは掃き掃除よりもしっかり汚れが取れます。こまめに水拭きをしておくと汚れが蓄積しないため、模様替えや大掃除も楽に行なえます。テーブルや床などはこまめに掃除をして、ホコリがたまらないようにしておきましょう。費用がほとんどかからない
水拭きは拭くものと水を用意するだけで費用がほとんどかからない点もメリットです。タオルや雑巾、家に新品がないときは使い古しのタオルや洋服の再利用も可能です。水拭きをしようと思ったけど雑巾がなくて止めてしまう、という方は、使わなくなった衣類がないか確かめてみましょう。掃除は上から下へ
誰でも手軽にできる拭き掃除ですが、より効率的に掃除するポイントがあります。それは、「上から下に向かって」掃除することです。例えば床掃除をした後に棚を掃除すると、棚からホコリが落ちて床を汚してしまうため、改めて床掃除を行わなければなりません。これではせっかく床を掃除したのに、二度手間になってしまいます。部屋を掃除するときは電灯カバーや棚の上など高いところから掃除して、最後に床を水拭きすると効率的に汚れを落とすことができます。水だけで汚れを落とせるスポンジやクロスで楽に
最近は水で濡らすだけで汚れを落とせる専用のグッズも販売されています。たとえば、メラミン素材のスポンジや、特殊な素材を使用したクロスなどです。水だけで掃除できるので環境にも優しく、繰り返し使えるのでコストパフォーマンスの面でも優れています。これらのグッズはスーパーやホームセンターなどで購入できます。2.キッチンの掃除に水が活躍
水垢や油ハネによって汚れがちなキッチン。特に油汚れは落ちにくく、キッチン掃除は骨が折れる作業です。面倒だからと掃除を後回しにして、汚れがどんどんひどくなるケースも少なくないでしょう。
そこで活躍するのが水拭きです。水と重曹を合わせて使うことで、しつこい油汚れもきれいに落とすことができます。
重曹を溶かしたぬるま湯で汚れを落とす
キッチンの汚れは、多くが油由来のものです。そこで活躍するのが重曹です。油汚れは酸性、重曹はアルカリ性のため、重曹を使うと中和反応によって油汚れがきれいに落ちます。なお、重曹は冷たい水に溶けにくいのでぬるま湯を使用します。30℃程度のぬるま湯に重曹を溶かして、洗剤代わりに使いましょう。 ちなみに重曹とは、炭酸水素ナトリウムから成る白色の粉末です。掃除や料理などさまざまなシーンで役立つこと、そして合成洗剤と異なり環境に優しいことが大きなメリットです。口に入れても安全な成分なので、赤ちゃんのいる家庭でも安心して使用できます。重曹はスーパーやホームセンターなどで数百円程度で手に入ります。お値段も手頃で財布に優しい点も嬉しいポイントです。 ※重曹は無害ですが、口に入れるのは「食用」と表示されているものにしましょう。100mlのぬるま湯に重曹小さじ1
掃除では100mlのぬるま湯に重曹小さじ1杯を混ぜて使用します。重曹は人体に無害な物質ですが、長時間触れていると肌荒れを起こす可能性もあります。肌が弱い人はゴム手袋を着用してください。換気扇の掃除に
揚げ物などを行うコンロ周りは油汚れがもっとも付着しやすいポイントです。コンロの汚れは比較的目につくので掃除しやすいのですが、見逃しがちなのが換気扇の油汚れ。放置すると頑固な汚れがこびりつき、洗剤を使ってもなかなか落ちなくなってしまいます。油汚れがこびりついてしまう前に、日常的に重曹で手入れしておき、きれいな状態を保ちましょう。コンロの油汚れに
もちろんコンロの油汚れにも重曹は役立ちます。取り外し出来るコンロであれば、重曹を溶かしたぬるま湯につけておきましょう。汚れが自然と浮いて落ちていきます。歯ブラシなどで軽くこすると、隅々まできれいになります。水×重曹×クエン酸で水垢をきれいに
重曹と水にクエン酸を加えると水垢汚れを効果的に落とすことができます。
クエン酸とは、レモンなどの果物に含まれる酸味の成分です。カルシウムを溶かす効果があるため、水垢掃除に適しています。揮発性がないので、クエン酸を吹きかけた部分には酸の成分が残り、汚れを防ぐ効果を発揮します。ただし材質が傷んでしまう可能性もあるため、場合によってはきれいに拭き取ったり重曹で中和したりする必要があります。特に木材はクエン酸に弱いため注意しましょう。
電気ポットをピカピカに
電気ポットや食洗機など、水垢汚れの多い場所にクエン酸を活用しましょう。水垢は、水道水に含まれるカリウムなどのミネラルが主な原因です。そしてクエン酸はアルカリ汚れに強いため、重曹と合わせて使うことで水垢をきれいに落とすことができます。そのほか、台所や浴室など水垢汚れの多い部分にもクエン酸は有効です。3.油汚れに強い! アルカリ電解水とは
アルカリ電解水はアルカリ性を帯びた水で、油汚れのお掃除で役立ちます。アルカリ電解水の特徴や掃除での活用法を紹介します。水を電気分解してアルカリ性にしたもの
アルカリ電解水とは、水を電気分解してアルカリ性にしたものを指します。合成洗剤と比べて安全性が高く環境にも優しい点が大きなメリットです。掃除用のアルカリ電解水はホームセンターなどで、数百円程度で購入できます。油汚れに強く、界面活性剤不使用で安心
アルカリ電解水は酸性の油汚れに対して有効です。油汚れに対してアルカリ電解水を吹きかけると、油汚れが自然と浮き出てきます。この汚れを拭き取ればお掃除完了です。洗剤のように合成界面活性剤を使っていないため、自然にもカラダにも優しい点がポイント。赤ちゃんのいる家庭でも安心して使えます。4.まとめ
水拭きというと洗浄力に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。しかし、重曹やクエン酸、アルカリ電解水などを活用することで効果的に汚れを落とせます。どれも手軽に購入できるものばかりなので、気になったアイテムからお掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか。ボトル交換不要。定額制でおいしい水をすきなだけ使えるウォーターサーバー
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